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森の天文台

個人住宅に隣接して建つ小さな"森の天文台"

 街道沿いから望む。天文台は真北方向に合わせて敷地に配置しています。
南面一部にサイディングを2重張り。太陽熱集熱壁とし、簡易な導風機で室内に取り込み、補助暖房を計画しています。

 自然塗料塗りの杉板とガルバリウム製サイディング張りの外壁。

隅部、繋ぎ部に木製見切りを意匠上のアクセントとしてデザイン。

玄関
 庇は鉄板でシャープな形状とし、ステンレスの表札も設えました。

1階から見上げる。
 鉄骨造で3.6m×3.6m平面を4層、積み上げた構造。内部は骨格をあらわに、
外周部をらせん状に階段が取り囲み、その踊場ごとに「書斎コーナー」「天文観測室」を配しています。

書斎コーナー

1階から登る階段の踊場に書斎コーナーを設けました。眺望の良い窓辺に2畳のスペースにL字型のデスクを造作しています。

観測準備室

 最上階の天文台へと続く階段の一角に書棚/収納棚を設えた観測準備室を設けました。

鉄骨の骨組みや断熱材を露わにした素材感のある空間としています。

観測天文台へ続く階段

 この階段を登って外部に出ると天文台へと続きます。

天井のダクトは太陽熱集熱壁で集めた温風を送風するためのダクトで

ゆるやかに室内を暖めます

天文観測室
 既製品の天文観測専用の開閉式ドームを最上階に組み込み設計を行っています。

写真撮影・写真著作:写真家 林 安直

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